仕事とモチベーション
私が大学を卒業して仕事を始める時に、まさか一生仕事を続けるとは思ってもみませんでした。今の時代の人とは違って、就職は、結婚までの腰掛くらいにしか考えていませんでした。
自分が希望する企業が4年生の大卒女性の求人をしていなかった事もあり、父が経営していた宝飾店に深い考えもなく勤めました。ジュエリーが特別好きだったわけでもなく、子供を産んだ後この会社を継いでいくと決まった時、困りました。
私のモチベーションを上げる為にどうしたら長く楽しく続けられるか考えました。今もですが、その頃私はジュエリーより人間観察に興味がありました。
仕事を頑張って発見した学びと気づき
毎日接客し、その頃お客様も多く、閉店後残務をして必死で毎日を過ごすうちにお客様の性格と、好みとの間にはある法則があることに気が付きました。
別述の【老舗宝飾店のおもてなし】~galleの心~で述べているようにちょっとした傾向があります。
それに気が付いた途端 「これこれ、私好き」、そうなったら「この人にはこんなデザインが似合うかも」と思い、デザイン画を描けなかった私が、職人に伝えたい一心で画を描き始めました。
思い返してみると、こんな長い年月この仕事を続けられるとは思いもしませんでした。人は必ずしもやりたい仕事に就けるとは限りませんよね。私のように好きでもない職種の中で、こんなに沢山の事を学べて、私は幸せだなーって今思っています。年を重ね、経験を積んでいくうちに違うものが見えてきますね。
仕事は人生の気づきと生きる糧を得るための道具
考え方ひとつで人生楽しく生きられる気がします。同じようなことの繰り返しの中で、一つずつ考えてコツコツ積み重ねて行った末見えてきたこと..
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それは
【仕事は人生の中での、気づきの道具であり、ご飯を食べさせていただく道具でしかない】のではないかということです。
折角生まれてきたのだから、縁あって就いた職業の中で、自分の得意な事、楽しめる事を見つけると得かもしれませんね。
NHKの仕事の流儀プロフェッショナルを好きでよく見ていますが、プロフェッショナルのレベルは違うかもしれませんが、極める途中で大切な事、気が付く事は同じかもしれないと、いつも思います。
仕事を続けていてよかったです。
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